人口肛門閉鎖手術後はトイレの回数が10回から20回くらいに増えます。先日、ユーチューブに「トイレの回数が減った」というコメントがありました。そのかたは「1回トイレに入ると、3、4回排便をして、トイレ回数が1日3回くらいに減った」と主張しておられました。それに他の方からツッコミが入りました。「トイレ回数は3回でも、1回のトイレで3、4回するのだから3✕3、4なので9回から12回トイレではないか。それに1回のトイレで3回排便するということは、3倍長い時間トイレに入っているということだろう。時間のロスはさほど変わらない」ということでした。このやり取りを見ていて「なるほど!」と思いました。単純にトイレの回数と言ってもトイレに入った回数なのか、実際に排便した回数なのか。これは大事な問題です。そこで正確な情報を伝えるため、トイレの使用回数と排便回数を分けて記述したほうが良いと思います。例えば、「トイレ使用回数1日3回、1回目のトイレで排便3回、2回目と3回目のトイレでは排便4回ずつ」といった具合です。
前述のように、トイレの使用回数と排便の回数は同じではありません。1回のトイレで3回の排便をするのと、1回のトイレで1回の排便をして、それを3回繰り返すのでは排便回数は同じ3回ですがトイレに入った回数は異なります。では、どちらが効率的でしょうか?やはり1回のトイレで3回排便できたほうが時間も着衣の手間も少なくて済みます。では1回のトイレで1回の排便をする、トイレ回数と排便回数が同じ場合はどうでしょう。どう考えても、これが一番困る排便の仕方です。トイレに行きたくなってトイレに入って排便してお尻を拭いて、下着、ズボンをはいてトイレから出て居間のソファーに座った途端、ベッドに潜り込んで3分後に、また便意がありトイレに行きたくなる。これを20回も繰り返すとまったく嫌になってしまいます。また1回のトイレから次のトイレに入るまでの時間が長くかかると、トイレが最初に始まってからすべて終わるまでの時間が長時間となります。閉鎖手術の後、2、3か月後くらいまでは、すべての排便が終わるまでに8時間もかかることがよくありました。私の場合、夜に排便が出るようにしているので、あまり長く排便時間がかかると睡眠不足になります。仕事を始めた当初は夜あまり寝ないで仕事に行くことがあって、仕事中に眠くてとても難儀しました。
この排便の長時間化の原因は①1回の排泄量が少ない。②排泄と排泄の間隔が長い。つまり出したい時にまとめて沢山出せないことが問題だと分かります。
排便回数についてまとめると、排便の回数が増える原因は、①1回の排便量が少ないこと。溜める機能の低下と排泄と排泄の間隔が長いすなわち②大腸の中で便のかたまりと次のかたまりが、つながっていないこと、つまり途切れていること。③大腸内での大きな蠕動運動が起こりにくい。①については当然のことですが、②については私の実感です。便意があって便器に座り、排便をするのですが、少量が出ると、そこで終わってしまい、そのまま便器に座っていても次の便意がすぐには来ません。結構長く座って次の便が出たくなるのを待つのですが、出そうな気配がありません。
あきらめてお尻を拭いて、着衣して部屋に戻って椅子に座ったり、ベッドに入ったりすると、途端に便意が襲って来ます。そんなことが、何度も何度も繰り返されるのです。便はどこかに停滞すればそこで便が集まっておおきなかたまりになると考えられます。停滞出来ない時は後ろから次から次に押し出されて来る便が順番に出ていくことになる。つまり少量の便がチョロチョロと長時間出続けることになります。③は出したい時がしたい時ということです。出す時はいっぱい出したいのに。
閉鎖手術後1年4か月経った今では便秘ぎみで一度出し切った後は2日ほど出ないことが多くなっています。排便は基本的に2日か3日に1回で、排泄後は1日または2日出ない日が続くようになって来ました。現在、朝食を食べないので毎日排便するのは無理みたいです。基本、夕食+昼おにぎり2個です。
「ためられない止まらない」というのはこういうことです。特に下痢になっている時は悲惨な結果が待ち受けていること請け合いです。最初の1、2か月はオムツやパッドが欠かせませんでした。
後になっていろいろ調べて考えると、初期のひどい下痢は手術の時の抗生物質によって死んだ腸内細菌が手術前の状態に回復するまで起こる現象ではないかと思います。最近では「腸内フローラ」という呼び方をされる100兆個もの腸内細菌の細菌叢:さいきんそう、細菌の草むらの意味、が回復するまでの症状ではないかと考えられます。潰瘍性大腸炎:かいようせいだいちょうえん、というひどい下痢に悩まされる病気では腸内細菌の善玉菌、悪玉菌のバランスが狂っていることが分かっています。現在、健康な人の便を移植する治験:ちけん(お試しの治療)が始まっています。これは言い換えれば腸内細菌を移植するということです。閉鎖手術後数か月程度で下痢から便秘に移行していくのは腸内環境の回復と関係があるように思われます。いずれにせよ、初期では排便が始まると、少ない量で休みを入れながら下痢便が止めどなく出て生活に支障が生じます。
初めの頃はおむつやパッドを何度も何度も替えてとても不経済でした。そのうちにオムツやパッドの下にトイレに流せる紙やトイレットペーパーを敷いて汚れたら紙やトイレットペーパーを捨てるようにしました。トイレットペーパーを丸めて敷くとトイレットパーパーがあっという間になくなります。敷き方がまずいとパッドやオムツに便がついてしまうので、しばらくしてからトイレ用のちり紙を使うようにしました。むかしのくみ取り式トイレ、いわゆるボッチャントイレにあったやつです、何んか「なつかしい気がします」今どきこんなものを使う人がいるのだろうかと思いましたが、どうやら犬や猫のゲージの中を掃除するのに使っている方が大勢おられるみたいです。私はトイレに流せる紙タオルを初めは2枚重ねて、その後1枚だけ、ちり紙は7から10枚重ねてパッドの上に敷いて使っています。



上で説明したようにパッドにトイレで流せる「水解性タオル」を2枚、写真のように当てると便もれ、下着の汚れをある程度防ぐことができます。タオルはトイレに流せます。
私はタオルがずれてもれることを防ぐためにホッチキスでパットに止めるようにしていました。ホッチキスの針の先をお尻に向けないようにするとホッチキス針がお尻に刺さることがありません。数か月このやり方を行いましたが、ホッチキスが刺さったことは1度もありませんでした。
下痢のときはこの上にちり紙を7から10枚敷いておくと、トイレが間に合わない時もちり紙を換えるだけでパッドを替えないで済んで経済的です。私は近所のホームセンターで売っている「ソフトみちのく」という藤田製紙のちり紙を使っています。
閉鎖手術後の8か月ほどこの紙とちり紙をセットしたパッドを3枚、ちり紙を数十枚、おむつ、着替えズボン、下着などを「お漏らしセット」として仕事や外出時に持ち歩いていました。
今は夜間と外に出かける時、柔らかい便が出そうな時は下着の中にちり紙を入れています。間に合わず漏れても下着が汚れにくくなります。





手術後、初めのころは、一度排便して、ウォシュレットでお尻を洗うだけで次の便意がくることが度々ありました。トイレットペーパーでお尻を拭いても、下着やズボンをはいても便意が襲ってくることがあります。トイレから居間に向かって歩き出した途端に、居間のソファーに座った瞬間に、ベッドに潜り込んで数分後に、とにかく一度便が出始めると何かの拍子に便意が襲ってきます。これはつまり便が肛門から近いところから、大腸の初めの部分まである程度の量が、途切れ途切れに溜まっていて、何らかのお尻への刺激で蠕動が促進されるのでしょう。大腸に溜まっている便がある程度出切ってしまうまで便が出続けます。
肛門に近い所の便から大腸の始まりに近いほど、柔らかく、密度が低くて体積の多い便になります。(水分が大腸に吸収されていない便)ですから手術前の感覚で、かなりの量の排便をしたつもりでも少し経つとまだ残っている便が出てきます。便の量が手術前より多くなっているように感じるのはこのせいです。軽くて量の多い便に変わったのです。
この便の終わりの判断は慣れるしかありません。もうこれ以上出ないだろうと思いちり紙を当てずに下着だけでベッドに潜り込んで下着やパジャマを汚すことを何度も繰り返す必要がありました。大腸が空っぽになった感覚を身につけるには経験が必要です。おならなのか?身が出るのか?の判断も同様に経験です。また関係する神経や筋肉の手術時の損傷の回復にも影響されるでしょう。
閉鎖手術後1か月くらい経つと、出来るだけ一度に沢山出したいので、トイレで1回の排便が終わってもそのまま便器に座って次の便意を待つのですが、なかなか出ないことが多くなってきます。ところが部屋に戻ってイスに座った途端に便意が襲って来ることがよくあります。そこで試しにトイレに小型のパイプイスを置いて下着をつけた後その上に座ってみました。ついでにお尻を椅子の上で前後左右に軽くゆすってみました。するとどうでしょう。数回に1度は短い待ち時間で便意が来て排便できるではないですか。つまり肛門や肛門周囲への圧迫や接触の刺激で、便意が誘発されることがあるようです。
そこで排便後もパイプ椅子に座って次の便意を待つことにしました。その後何かの拍子に椅子に畳んだタオルを敷いてみるとお尻のあたりが刺激されて、より便が出やすいことがわかりました。
それで手元にあった水道工事に使う塩ビ管に薄い発泡スチロールのシートを巻き付けてその上に座ってみたら丁度良く便意を促進(促通)できるようになりました。お尻をゆするのは同じです。自宅の二階のトイレは私の勉強部屋のすぐ隣りにあり、朝の時間はイスに座りながら塩ビ管でお尻を刺激しながら勉強したりこのブログを書いたりして便意を待つようにしています。
またトイレの蓋をしめたままその上に座ってみるとイスと似たような効果があることもわかりました。外出した時の駅トイレや出張で泊まるホテルでやると良いでしょう。座るコツは蓋の手前側に座ることです。それで安定します。ただ、便器は製品や製造メーカーにより蓋の強度に差があり、蓋を壊す可能性があるので要注意ですよ。いずれにせよ一回のトイレで出来るだけ多く排便することが出来るように工夫してみました。


掃除の邪魔にならないよう片付ける。

トイレのフタに座る。


塩ビパイプはホームセンターに行くと25cmくらいにカットされたものが150円くらいで売っています。1m位のもの(数百円程度)をのこぎりでカットして自分でも作れます。ホームセンターでカットもしてくれます。下の写真はサイズVP20(内径20mm)長さ1mを35cmにカットした物。机のイスはクッションがあり発泡スチロールのシートを巻かないほうが良かった。発泡スチロールを巻く塩ビ管はちょっと細いVP13や16(内径13mm、16mm)を使っています。

本業のリハビリ(理学療法)で物理療法という分野があります。物理的手段(低周波電気刺激、熱、冷却、光、機械的力など)を使って主に痛みの治療を行います。今度の場合は徒手療法やマッサージをする時に補助的に使う電気振動刺激器を使いました。最近では脳卒中片麻痺の痙性:けいせい(筋の緊張)を低下させる目的で使うこともあります。一般的にはいわゆるバイブレーターというやつです。排便を促進することに使えないかと、手元にあったバイブレーターをお尻に当てて刺激してみました。これもなかなか良い刺激になります。塩ビパイプの代わりにやってみると良いあんばいに排便が誘発(促通)されました。バイブレーターはコンセントから電源をとるものや、持ち運びできる充電式のものなど、いろいろあります。写真の白いほうは家庭用の有名なバイブレーターでTHRIVE :スライブ社製で3000円程度です。黒いほうは電池式、防水、USB充電式で値段は2000円くらいで楽天のショップで買いました。(ALW-Q38032)トイレなどでも使えます。私は主に勉強部屋のイスで使っています。振動のパターンもいくつかありますが、最良の刺激パターンについては研究中です。

出したい時は便秘対策を参考にする。病気になる前、便秘になることはほとんどありませんでしたが、知り合いにひどい便秘の方がいて研究したことがあります。便秘を解消する食事に始まり、排便時の良い姿勢、おなかのマッサージに到るまでいろいろ調べました。
まず初めに、水分の摂取量が便の硬さや出方に一番大きく影響します。手術直後はまず間違いなく下痢です。これはおそらく抗生物質によって腸内細菌が一度死ぬことによる影響です。また下痢を止める薬を飲んでいるくらいでしたので、水分もあまり取らないようにしていました。そのため脱水になって頭痛がしたりふらついたりしたこともありました。
その後、時間が経つにつれだんだん便秘になってきました。今度は水分もある程度取るようにしました。今ではだいたい一日1リットルから1.5リットルくらい取るようにしています。ジムで運動をして汗をかいた時などはもっと多く取ります。なお閉鎖手術後1年3か月頃から下痢止め薬も飲んでいません。だんだん便秘になってきました。
次に便秘を解消する食事のポイントは水溶性食物繊維を十分にとることです。特に最近はキーウイが良いと言われています。現在、便秘ぎみの私もキーウイをよく食べます。私の場合はナイフで輪切りに2つに切ってスプーンで中をくり抜くだけなので簡単です。
ところで、昔の日本人の食事はおかずが質素で、その代わりにご飯を沢山食べていました。そのおかげで便秘が少なかったようです。便秘の人はもともと少食の場合が多いです。
江戸時代などは、江戸に住む肉体労働の成人男性は一日五合ものご飯を食べていたそうです。江戸では精米した白米が主流で、白いおまんま、銀しゃりが食べられるというのが江戸っ子の自慢だったようです。そのせいでビタミンB1が不足して、いわゆる脚気:かっけ、になる人が増えました。これを「江戸わずらい」と言ったそうです。そこで白米を食べる習慣のまだない地方の温泉に湯治にいけば温泉の効能もあるでしょうが、精米していない玄米を食べますから病気が治ってしまったようです。
それから排便の姿勢ですが、直腸が恥骨直腸筋に引っ張られて前方に曲がっている(曲がっているから便が出にくい)のを真っ直ぐにするには深くしゃがみ込む姿勢、つまり和式トイレの姿勢を取ると直腸がより真っ直ぐになり便が出やすくなります。最近見た消化器内科の先生のNHKのテレビ番組ではこれを彫刻家の「ロダンの考える人の姿勢」と呼んでいました。上体と太ももの作る角度が35度くらいになるのが良いそうです。
和式トイレのしゃがむ姿勢で便が出やすくなるのは人類の進化を考えると何となく納得できます。人がサルから分かれたのはおよそ700~500万年前と言われています。その頃から、初めて便器に座ってトイレを行っていたローマ時代(ローマ時代の石製イス式の公衆トイレの遺跡が見つかっています)に至るまで数百万年の間、どこかその辺の草むらで、洞窟や洞穴の外でしゃがんで用を足して居たのです。人間の排便がしゃがんだ姿勢で出やすくなるように構造が適応したのではないかと思われます。
また、もう一つの考え方として、胴体から垂直に足が出た姿勢での排便は四つ足動物(牛や馬、犬、猫など)の立ったままの排便姿勢と似ていると考えられます。人間が立ち上がった(直立二足歩行)ために直腸が曲がってしまったとも考えられ、曲がってしまった直腸を真っ直ぐに戻す姿勢が深くしゃがむことだった可能性があると思います。
要するに人間の体はまだ「座って排便をする姿勢に適応していない」のではないか、と思われます。
なお日本では弥生時代には排泄専用の共同トイレのような施設があったようです。また平安時代の貴族は樋箱:ひばこ、というおまるを室内で使っていました。でもほとんどの庶民は外で用を足していました。
後に地面に穴を掘る「汲み取り式:くみとりしき」が登場し、鎌倉から戦国、江戸時代と進むうちに都市部を中心に各家庭や町内に「厠:かわや」が設置されたようです。たまった排泄物は貴重な肥料として江戸近郊の農家が買い取りに来ていたそうです。毎日お風呂に入る習慣とこの排泄物処理方法のおかげで江戸の町はとても清潔で、これは風呂にも余り入らず、排泄物を窓から道に捨てていた中世のフランス、パリなどと比べとても衛生的ですばらしいことでした。この不潔な衛生環境がヨーロッパで大流行したペストの温床になったようです。
日本での洋式の座る便器は明治以降になります。いずれにせよ長い間深くしゃがんで排便していたことには代わりありません。トイレで便を一度になるべく多く出すため、洋式トイレに足台をおいて和式のしゃがむ姿勢をとってみました。これもうまく便意が誘発されることがあります。
ちなみに便秘改善用の足台も売られています。子供のトイレットトレーニング用もあります。(写真の「トイレのステップさん」など手軽でいいでしょう)
ただし、私のように直腸を全部切り取られている場合には、恥骨直腸筋のメカニズムは当てはまらないかもしれません。そもそも恥骨直腸筋も取り去られていると思われます。深くしゃがむと太ももで上行結腸、下行結腸、S状結腸が押されて便が押し出されるために排便が誘発されるのだと考えられます。


昔からお腹のマッサージにはお腹の上でひらがなの「の」の字を書くようにすると良いと言われます。これは解剖学的に大腸の中の食べもの、便の流れに沿った正しい方法です。
お腹の真ん中、おへそのあたりから開始し、小腸から食べ物の入ってくるお腹の右下、上行結腸の始まりから出発してお腹の右上で横行結腸に移行し、お腹の上部分で左へ続いて行きます。お腹の左上の下降結腸から左下のS状結腸へ続き直腸と肛門に移行していきます。ちょうど「の」の字を書くように便が移動していきます。
この時、右下の小腸から大腸に移行する逆流防止の弁の部分と左上の下行結腸の上部のS状結腸へ移行する部分は折れ曲がっていて便が滞留し易い部分なので念入りに揉んだり、立ち上がってその2点を手の第2、3、4、5指で押さえながら、腰を前後に回すように運動すると排便が促進(促通)されます。
また、便器に座ったまま両手で左右の膝を抱えて胸につけるようにする動作を繰り返すと先程の和式トイレのメカニズムと同じで、右の上行結腸、左の下行結腸、S状結腸が押され刺激されて、便意を促進することができます。この逆で体を左右に傾けながら上体を左右の太ももまで曲げてももに付けると同じような効果があります。

休みの日には近所のジムに通って筋トレしたり、自転車(自転車エルゴメーター:固定式自転車)をこいだり、ベルトコンベアー(正式名:トレッドミル)の上で歩いたりジョギングしています。
自転車エルゴメーターをこいでいる時にふと気付いたことがあります。自転車のサドルを低くしてこぐと股関節:こかんせつ(マタの関節)が深く曲がります。そうです、これは「ロダンの考える人」の姿勢を左右で繰り返し行っていることになります。そうしてしばらくこいでいると、便意が生じてきました。トイレに入ると、この時は結構な量の排便がありました。サドルを下げた自転車こぎは便秘体操の時、左右の膝を胸に付ける動作と同じ動きでもあります。右上行結腸と左下行結腸、S状結腸を太ももで押して刺激するようです。
自転車エルゴメーターは高いものは10万円から20万円くらいしますが、安いものなら2万円くらいから4万円程度のものもあります。近くにジムが無い方やジムに通う時間が無い方にはお勧めです。何となく便がまだお腹に残っていて早く出したい時にこれをやると、便を出す助けになります。
また自転車エルゴメーターに少し強めの負荷をかけて、虚血筋力トレーニングと併用して使うことをがんの進行・転移予防のためにもぜひお勧めします。(虚血筋力トレーニングについては別の項で詳しく説明します)
